中学校教師が育休明け復帰先を特別支援学校に選んだ理由とその実際

こんにちは。2児のママ先生・こころです。

5年間の育休ののちに2024年4月に職場復帰を果たしました。

悩みに悩みぬいて、復帰先は中学校ではなく特別支援学校を選びました。

今回はその理由についてお話します。

中学校に復帰する不安

今現在育休中で、職場復帰を控え戦々恐々としているママ先生も多いことでしょう。。

わたしもその一人でした。

中学校での復帰が不安な原因No.1はなんといっても部活!!

私自身、出産する前まではバリバリ部活人として指導してきました。

バレーボール部顧問の時は土日は練習試合

一か月休みなしなんてこともザラでした。

当時はそれが当たり前で、特に疑問に思っていませんでしたが、

出産し学校を離れTwitterなどを始めると

そこには部活に疲弊した先生方の嘆きが…!!

その後自分でもいろいろと調べていくうちに、部活動や学校の闇を知ることになるのです。。

教師は残業代が出ないこと。

校長は勤務時間外に仕事を命ずることはできないこと。

ゆえに、勤務時間を大きく超過する部活動について校長は「命令」できないので、「お願い」によって自主的に行っているという体になっていること。

もしそれで体調を崩したりしても、それは「勝手に働いて勝手に体調を崩した」ということになること。

でもそのことは教員には周知されず、多くの先生方が当たり前のように超過勤務をして部活指導をしていること。。

今は土日どちらかは休みとなっているようですが、上記のようなことを知っていくにつれて、

教育活動外の部活動に、完全なるボランティアで自分の時間を搾取されることに納得できませんでした。

一人目が育休中、体育教師である私の代理の先生も当然体育科の講師。

水泳部顧問でした。同副顧問は育休復帰したてのママさん先生。。

もう私が職場復帰した後も水泳部私ひとりでやること確定ですよね💦

絶望しかなかったです。

幸い、その後二人目を授かって結果的にその学校へ復帰することはなかったのですが

体育教師は育休明けから部活動主顧問が否応なしに確定しているという事実は、校種変更をする理由としては十分でした。

特別支援学校を選んだ理由

上記のような理由から、中学校では職場復帰できない!!と私は非常に悩みました。。

仕事辞めようかなーとも本気で考えました。

でも、辞めてその後どうする??

我々教師は何年働いたところで市場価値や実績は全くありません

それが教師の転職の難しさです。

20代ならいざ知らず、30代前半の当時の私には子育てしながら転職活動することがどうも現実的ではありませんでした。

散々悩み抜いた結果、特別支援の免許を取ることにしました。

女性体育教師で特別支援学校に異動している先生も多いこと

教師をしていた経験も活かせること

職場の特別支援学級の先生がとても素敵な方で、豊かなアイデアで素晴らしい学級運営をしていたこともひとつのきっかけになりました。

よく部活がネックで小学校に異動する先生も多いと聞きますが

私は全教科教えることと空きコマがないこと、プログラミングや英語教育など、中学校にも負けぬ劣らぬビルド&ビルドっぷりに小学校での勤務は考えらなかったです(小学校の先生すごいなー!!)

当時長男が生後半年くらいの頃。

通信教育にて特別支援教育の免許取得に向けて勉強スタート!!

たかが4教科されど4教科…

子育てをしながらの免許取得はなかなか大変でしたが、なんとか無事取得することができました💦

特別支援学校で職場復帰!!その実際は…!

2024年4月よりいよいよ職場復帰!!

慣れない環境でわからないことも多いですが、

何より勤務時間内で生徒が登校して、勤務時間内に生徒が下校することが最高です。

そもそもそうであるべきだよなーとも思います。

仕事自体は楽しい

自分のペースで仕事ができること。我が子と離れる時間も新鮮でいい。

生徒も素直でかわいい。

育休中は生産性のない(収入のない)生活をしているな…とずっと思っていたので

働いてお給料がもらえるのもうれしかったです。

でもそれは定時で帰れればこそ

大幅に勤務時間を超えて働かねばならない環境で、家での生活が回らなかったら、それはそれでストレスになると思います。

支援学校ではなんとか5時半までには退勤できているので、

我が子のお迎えにも行けてじじばばに頼らず生活できています。

朝と帰ってからが鬼ハードモード!!

仕事自体よりも、仕事以外の時間の方がしんどいです💦

うちはパパも中学校の教師なので、朝はパパに幼稚園まで送るのをお願いして

夕方は私がお迎えに行きます。

パパは部活もあるので帰宅が遅く、ほぼほぼ私のワンオペとなります。

フルタイム働いた後のワンオペはきつい…

帰ってすぐごはんを作り始めたいけれど、もれなく兄妹げんかが勃発し

あれこぼしただこれやってだの同時進行で対応しつつ夕飯作りお風呂洗いお風呂に入れる洗濯物回して干す幼稚園グッズの整理…

もれなく寝かしつけと同時にバタンキューです💦

5時に帰れてもこれだけ疲れるのだから、部活なんてやってたら積む…!!

生活が回るのなら、辞めなくてもいいかな

一時はとても続けられないと思っていましたが、

特別支援学校に復帰したことでなんとか生活が回っています。

それでも今は中学校と支援学校の交流という扱いで勤務しているにすぎないので

いつかは中学校での勤務に戻ることとなります。。

そのころまでに部活動が完全外部化されてほしいっ!!💦

以上が中学校教師が育休明け復帰先を特別支援学校に選んだ理由とその実際です。

特別支援学校への異動も全然悪くない選択肢だったかなと思います。

中学校への職場復帰に不安のあるママ先生、

ぜひ選択肢の一つにしてもらえればと思います(^_-)-☆

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